ノースフォックス須藤の実験

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 そのようなわけで、わたしの部屋にエアーブラシ塗装用換気システムを構築したいと思います。まず、私の条件としては

  • 換気扇は新たに壁に穴を開けないで設置したい
  • 塗料が飛び散らずに効果的に換気できるようにしたい。特に同じ部屋にパソコンがあるのでそちらに塗料が飛ばないようにしたい
  • 部屋があまり広くないので、使わない時はじゃまにならないようにしたい
  • このような条件でなるべく大がかりにならないように効果的な換気システムができればいいのですが。

    1.換気口用高級換気扇をためす!

     まずシステムの要である換気扇ですが、最初に試したのは部屋にある換気口にそのまま取り付けられる、後ろのモータ部分がコンパクトな円柱状になっている換気扇です。ホームセンタ等を探したのですが手頃なものが無く、ちょっと奮発してセンサー付きのものを購入してみました。

     これはトイレ用で赤外線センサーで人を感知し、自動的にスイッチが入ると言うもので値段は12.000円ぐらいもしました。スイッチに連動するシャッタも付いています。実際に使って見ると、わたしが部屋にいる間はずっと換気扇が動いているような感じで、たばこの煙用にはちょうどいい感じでしたが、トイレ用なだけに塗装用としてはパワーが弱すぎました。使えないとわかり非常にショックでしたが、この換気扇は家のユーティリティで第2の人生を送っています。

    2.普通の換気扇をためす!

    高級換気扇やはりある程度パワーがなければだめだと言うことがわかりましたので、台所用の換気扇を改めて試してみました。これは直径15cmと台所用としては小型の物ですが、後ろが大きく飛び出しており、それを壁に埋め込むようになっています。値段は3,000円台と手頃でした。取りつけ上の問題は上の条件で述べたように、壁に穴を開けけたくないということでしたが、換気扇の取り付け位置にあわせたボックスを作り、これを壁の換気口にL型のアングルで固定し、そのボックスに換気扇を取り付けました。壁から大きく飛び出してしまい格好悪いのですが、機能上の問題はなく快調です。

    3.塗装ブースを作る1

     次に塗装で舞い上がる塗料やシンナーを効率よく換気扇に導く方法を研究します。実はわたしの模型の机のすぐ後ろがパソコンの背面がありまして、塗装すると結構ヤバイ配置となっております。(まずその配置を変えろという噂もありますが...)まあ、これについてはちょうど使っていなかった2mほどのロールカーテンがありましたので、これを天井に取りつけ、塗装の時に下ろし、部屋を分割することで対応します。さらに、塗装ブースを作り、ここから換気扇に舞い上がる塗料やシンナーを持っていくことができれば、部屋の空気はクリーンなままに保つことができるでしょう。そこで実験と言うことで、段ボール箱を利用して塗装ブースの試作品を作ってみました。(非常に粗末なもので恥ずかしいのですが右の写真です)工場の煙突をイメージして作ってみたのですが、換気扇と煙突が離れているため、当然効果はありませんでした。そこで煙突と換気扇を筒でつなげてみると、良く吸い込みました。つまり、換気扇に直につなげる事がポイントとなります。あと、問題なのは塗装スペースは正面以外を覆ってしまったので、照明があたらないのと、大きな物がブースに入らない事です。塗料をまき散らさないためには有効なのですが、次回はこの辺も考慮に入れて研究していきたいと思います。


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