タミヤ スプレーワーク・ペインティングブース スレビュー
須藤

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 以前から、塗装の時の換気が気になっておりまして、模型研究室で取り上げたこともありましたが、昨年複数のメーカーからスプレーブースが発売になりました。
 そこで、正月にお年玉を貯めて、タミヤのものを買ってみました。これがなかなかすぐれもので、非常に気に入っております。定価14,000円と安いものではありませんが、お店のセールなどを利用すれば結構安く買えるのではないでしょうか。


製品レビュー

まずは収納状態。フードを折りたたむので、コンパクトですし、埃対策にもなります。排気ホースも折りたためます。

フードを展開した状態です。上下左右に展開します。ある程度塗装するもののサイズが制限されますが、大抵のものは大丈夫でしょう。

横から見た状態。意外と奥行きがあります。この机の状態だとぎりぎりです。排気ホースは左から出ていますが、本体を上下逆にして、前面パネルと取手を付け替えると右にも出来ます。

排気ホース。2本つなげて、1本を延ばした状態です。車用の折りたたみゴミ箱みたいな感じです。長さが足りなければ、追加購入して、どんどんつないで行けます。

コンパクトに収納可能ですが、ファンなど結構重さがあります。移動の時にこの取っ手が役に立ちます。よく考えられています。

電源コードの途中にあるスイッチ。本体にスイッチがあるより、なんかうれしいですが、私の場合、コードを床の方に延ばすので、スイッチが遠くなり、かえって使いづらかったりします。

吸引口のアップ。フィルターが見えていますが、下の部分が開いておりそちらに空気が流れていきます。ここに噴射が当たるようにすれば効果的に、換気が出来るようです。

前面パネルをはずしたところ。意外と複雑な事になっています。これは効きそうです。フィルターは4パーツに分かれており、必要に応じて交換出来ます。

赤い線のように空気が流れていきます。何回か使ったあと見てみると、緑色を付けた部分に塗料が特に付着していました。何段階もフィルターを通る事になります。
 まず、フィルターの構造の複雑さにビックリしました。よく分かりませんが、しっかりしたノウハウの裏付けがありそうですね。
 また、収納の事もよく考えられていて、さすがタミヤ、ぬかりなしって感じです。
 なれていない人でも安心して使える製品と言えるでしょうね。