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第4回 で、その後はひたすら型ずれとの戦いでしたた。特に上面のすのこ状の部分がひどくて参りました。ゴム型はこういうパーツに弱いですね。埋めたり、削ったりしてまめに直していましたが、途中で挫折してしまい、上から見て目立つところだけ直す事にしました。 ということで、なんとか組あがりましたが、やはりでかいですね。次は車体のキャリア部分の制作に入ります。 さて、今回は組立に使っている工具の紹介第2弾です。まずはよくプラカンナと言われているキサゲですね。これはたしかワークの製品で、刃がなまったら研いだりしてけっこう長く使っています。今回の型ずれ修正にも活躍しました。 次2点は接着に使っている瞬間接着剤です。真ん中はアルテコのさらさらタイプで20gも入っていますが、立てるタイプの容器なので、漏れたりしないで非常に長持ちしています。これはおすすめです。で、右のがクイックボンドCでちょっと粘りけのあるタイプですが、これは非常に強力です。両方とも東急ハンズで購入しました。使い方としてはクイックボンドCをメインに使って、補強や流し込む部分にアルテコをと使い分けています。 と言うことで今回はおしまい。(98.12.07)
第3回 車体には固定用にナットをプラバンとエポキシパテで固定しました。強度的には真ん中に1つでも良かったのですが、正面から見た時に目立ってしまうのでキャタピラ近くに寄せてつけてみました。でもよく考えたらどちらか1つでもよかったような気がします。キャタピラはカステンの物を使っています。購入した時期が違うので左右の成形色がちがっています。またちょっと数が足りなかったので、目立たないところにキット付属のキャタピラを使いました。 車体下部はほとんどパテを使わずに組めましたが、車体後部のパーツあたりから修正が必要なパーツがでてきました。(といってもガレージキットの標準レベルは十分クリアしていますが)車体下部はインジェクションのコピーパーツが多いため修正の必要が無かったのかもしれません。 私は個人的にはガレージキットでコピーパーツを全く否定はしていません。ガレージキットはわれわれモデラーの延長線上にあって、パーツを自分で作る手間をお金をだして買っていると考えています。程度問題ですけれども、原型制作者が資料をどう解釈して、既存のパーツに手を加え、キットにするのはアリじゃないかと思うのです。「この人はここの部分はこう解釈してこういう風になおしているんだ。」と言うのが読みとれて楽しく、勉強になったりします。このような訳で、手間がかかってもなるべくキットのパーツを使いたいと思っています。(98.12.01)
第2回 足周りはひたすら単純作業が多いので、早めに処理するにかぎります。しかし、さすがメジャーな4号戦車、この辺は説明書を見なくてもパーツの形を見ただけで組めてしまいます。接着はプラ製キットとは違って、瞬間接着剤をメインに使いますが、強度的には不安ですので、テンションのかかるパーツは真鍮線を通して補強します。このキットはガイドのモールドがそのまま目印に使えますので便利でした。 この制作ではキットの味というか作者の意図を生かしたいので、基本的にキットのパーツを使っていきますが、キャタピラはさすがに大変なので、カステン初期の3号/4号戦車用を使います。(おそらく原型みたいだしね)このキャタピラは38cm1種類と40cm2種類が入っているのですが、38cmと40cmの1種類は1セットに0.5両分しか入っていないと言うすごいキットでした。2セット買っておいてよかった。 今回はこのキットを組み立てるのに使っている工具類を紹介します。まず右からニッパー大小。大きい方は補強用の真鍮線に小さい方はキット用です。次に彫刻刀ですが、バリを削ったり、埋まったディティールを掘りなおしたりするのに便利です。特に幅の狭い平刀が特に便利ですね。次にピンセット、ピンバイス、アートナイフ、デザインナイフです。この辺は説明不要と思いますが、アートナイフとデザインナイフは力のかかり具合で使い分けています。次がレザーソーで、大きな湯口の切断に使います。最後にヤスリの大小ですが、これはガレージキットの宿命とも言える型ずれの修正に使います。キャストはすぐ目に詰まってしまうのが難点です。なにか他にいいものないかなー。
第1回 4号架橋車といえば、昔モデルアートのスクラッチ作品の印象が強く、すごいものを作る人がいるものだと、一種のあこがれの象徴みたいなところがありました。構造の複雑さを考えると、単純に値段が高いともいえないのではないでしょうか。 実写は4号戦車CまたはD型から改造され、マジルス社製がスライド架設するタイプ、クルップ社製がクレーンによるつり下げ架設式で、このキットはフランス戦時の道路脇でキャタピラがはずれた写真が有名なクルップ社製をキット化しています。 キットの内容は写真のような状態で、全パーツがレジン製のフルキットです。パーツの状態はくっきりした表現で、気泡もなく成形状態は非常に良好です。橋のパーツはやはり多く、じっくり取り組まなければうまく組あがらないかもしれません。せっかく作るのだから、橋は積載状態と架設状態にできるように可動できるようにしたいと思います。 今回はあまり内容が無く、だだの高いキット買ったよーという自慢記事になってしまいましたが、せっかくなので、このHPで制作状況を報告していきたいと思います。今回はその予告編と言うことで、この辺で終わります。(1998.11.3)
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