セうと奥に行くなり何やら相談。ん?忘れてるな・・・「すいません!今すぐ作りますから・・・」「いやーっもういいわ!!」と捨て台詞を残して店を出た。腹は減ってるは腹は立つは・・・散々であった。(怒)

 で、ここからが本題。
小太郎 札幌に「小太郎」と言うラーメン屋がある。ここのラーメンが問題なのだ。いや、まずい訳ではない。美味しい店であり、客も入ってる。では何が問題なのか?
 私が初めて店に行った時の事を話そう。初めて入った店ではまず「醤油」を頼む事にしてるのだが、その日は「醤油」と小ライスも頼んだ。すると、30秒ぐらいしてからだろうか、もうライスが出てきたのだ!
 「ライスだけ先にもらってもなぁ・・・」である。ふつうライスを頼んだ場合、ラーメンができる直前に出てくる訳で「おっ!そろそろ来るな」と言う期待感も含まれている。(ホントかよ?)ま、後から出てくる店もあるが・・・・。

 そんな訳でこんなに早くライスを出すのは「掟破り」である。ラーメンが来るまで眺めていろと言うのか?それともここの店ではライスを先に食べなけばならないのか?などと考えてる内に、ナ、ナントラーメンが出てきたのだ!
 「は、早い!・・・」余りの早さにしばし呆然としてしまった・・・。3分も経っていないだろう!なるほどライスのタイミングはけして早過ぎる訳ではなかったのだ!!しかもここのラーメン、ちゃんと野菜も炒めて入ってる訳でその早さは正に驚異的と言えるだろう。

 その早さにはどんな「秘密」があるのか?店には小柄だがでっぷりとしたオヤジと、それ取り囲む、まるで「ラーメン界のモー娘?」を彷彿させるような赤いユニフォーム姿の女の子4〜5人がいる。で、ラーメンはオヤジさんが野菜とスープを担当し、麺の方を女の子が茹でている。この絶妙なコンビネーションがその「秘密」か?ちなみに麺は「滝本製麺」を使用している。

 で、驚きをけして現さない様?にしてラーメンを食べ終えた私は、一体何分、いや何秒でここのラーメンが出来るのか?次回はきっと計ってみようと、思いながら店を後にしたのだった・・・。そして2度目の時。注文してから計ったのがナント「84秒!!」である!本当!1分24秒!。正に「秒殺」である。恐ろしい・・・。(何が?)
 しかしここに来るお客さん。みんな慣れてるのかさほど、と言うか全然驚いた様子は無い。いや、店を紹介している本を見てもその「早さ」については全く書かれていないのだ・・・。何故?(主にちょび辛ラーメンについてが多い)

 しかしこれは紛れも無い「事実」である。近くにお寄りの際は是非ご自分でその「秒殺」を体験してみてほしい。味も美味しいよ。

ラーメン小太郎 札幌市 豊平区 月寒西3条9丁目