型雑誌は立ち読み位で、別冊を何冊か購入して製作を楽しんでいる程度とのこと。
 M氏曰わく「最近、一人で作っていると、疑問点が出ても相談する人が回りにいなくて困る事がある。」。さらにM氏、「実はこういう風に声をかけてもらって、ありがたいと思っている。」と。そして、「このように、人と話をする事が本当は好きなのだが、なかなか模型の話となると、会社では絶対無理。ましてや情報収集や疑問点になると、直接聞く相手がいな くてホトホト困っている。」とのこと。
 ネットで情報収集や、相談事を解決出来る人はそれで良いのでしょうが、そのような手 段を持っていない場合もあるでしょう。一人で、製作に励んでいるモデラーの中には、このような悩みを持っている人もいる。

 その後M氏との会話で、年に一度、全道から模型のクラブが集い、合同で大きな展示会 を開いている事、そこで全てではないが各作品の製作者に直接製作に関する疑問に答え てもらえる機会が有ること等を伝えた。M氏は、「その様な機会があるならば、是非見に行きたい。」と言ってくれた。私は、もしそこで気の合う人と出会えたら、模型クラブに入るも良いし、仕事以外の趣味の上での知り合いを持つこともなかなか良い旨伝えた。
 M氏との会話は、結局小一時間続いた。帰宅は遅れたが、非常に有意義な時を過ごす事が出来た。帰り際にM氏曰わく、「今日は、こういう機会があったこと、本当に良かったです。」。私も、その一言を聞いて、声をかけて良かったと思った。そして、更に秋の展示会での再会を約束して互いに帰途に。

 最初は、些細な親切心?から声を掛けた程度でしたが、本当は同じ趣味で話し合える知 り合いが、お互いに欲しかったのだろうと思います。それが、クラブ入会の勧誘でもなんでもなく、只お互い模型が好きと言う一点においての出会いとなりました。そして更に、秋の展示会でM氏と再会すると言う楽しみが増えた出会いにもなりました 。