側面にホワイトで楽譜が書いてありました。今でも、その機体が実在する物かどうかは知りません。

 その後、その作品はその店の方が作った物とわかり、お話をお聞きすることが出来たのですが、なんと「フリーハンドで直接書いた。」と言う一言で「ハハー」と目の前で神様を見たようになってしまったことを思い出します。それからというもの、三日に開けずその店に行きました。そして、ただただ眺めていたことを思い出します。この方こそ、私の最初に名人と思える方との出会いだったのです。この方は、その後PPC(プラプレーンコンテスト)に出品して全国大会で部門のト ップ賞を受賞したりしていました。でも残念な事に、関連会社の方に移られてから、と んと作品を拝見する機会が無くなり少々寂しい思いをしました。 この方との出会いは、私に模型を作るという、この趣味の凄さや面白さを作品を通して 心底から教えてもらうことになりました。

 さて、世の中には神様と言えるほどの腕前をお持ちの方が、誰知ることなく模型を楽し んでいるはず。もったいないですねー。出来ればそのような方、合同展示会などに出品なさってその腕前を実際に目の前で、我 々子羊にしらしめたまえ。そして、私が受けた神の啓示のごとき作品で、下降気味の模型業界を救いたまえ。 おまけに子供達に模型作るのって楽しそうなんて言う夢も与えてくだされー。やっぱり完成品は、目の前で直接見ることが一番良い!