ェ出来る事が上げられます。(大露天風呂は、とにかく最高!)でも、天候に左右される天体観測はなかなか叶わず、今回初めて実現しました。行く度に、薄雲が広がって来たりして、何年も叶わなかったのです。

 星に興味を持ったきっかけは、大好きなSF小説やUFO等に興味があった事からで、その昔実家にあった天体望遠鏡を担いで、ジャコビニ流星群を見に行った記憶があります。でも、ただ見たい!では見ることは出来ませんでした。知識も無いのに、この広い空のどこをどう見れば良いのか全然わからないのですから。

 その後、天体観測にそれ程のめり込む事無く、模型にのめり込んで今になってしまいま した。それでも夜空を見ては、何時かは見てみたいと言う思いだけは消えることは無かったよ うで、今でもテレビ・新聞記事等で最新情報があれば欠かさず見ています。観測は30分500円ですが、3台の天体望遠鏡があり、どれもコンピューター制御で今良く見える星やお薦めの星を見せてくれます。

 当日は、プレアデス星団、木星、土星、何とかの2重星団?を見ることが出来ました。 はじめは、子供のためでしたが、途中からはすっかり私の方が夢中になってしまい、何度も木星・土星を往復してもらう事になってしまいました。覗いたその向こうには、長年待ち望んでいた星々が待ち受けていました。何という感動、興奮した一時だった事でしょう。SF映画や小説で知る星と全然違い、直接見る(厳密には、レンズや大気を通してですが )星の凄さは、冷徹な白々とした光を放っていると共に、そこに絶対に生命の存在を許さない真空をまじまじと感じさせる凄みがありました。良く聞く、人間の小ささ等を感 じさせる瞬間。でも、もっと知りたい!と言う欲求の方が自分は強いようです。土星の輪や木星の縞模様の美しさ、従える衛生群の光、プレアデスの凄みのある輝き、2重星団の不思議さ、残念な事にと言うかラッキーな事に見終わる頃薄雲が出てきて、その日の観測は中止になりました。大気が安定していると、土星のA環・B環のカッシーニの間隙や木星の大赤班が見られると言う話です。

 たった20分間でしたが、長年思い描いていた本物との出会いと言うやつでした。SF映画は、所詮どんなに良く出来ていても夢の中のようなもの。それらとはあまりにも違う光景に、すっかり調子が狂ってしまったようです。 日頃、模型が好きなだけだから本物など見る必要はそれ程無い、なんて思っていましたが今回の経験は考えを改めるきっかけになりそうです。とりあえず、機会があればAFVにしろ何にしろ、見に行こうかと思ったしだいです。そう言えば今年、ヒストリカルで好きな時代のアステカのミイラを見に行ったっけ。今年はとりあえず、自分にとって良い事もあった年と言えるのだろう。でも、この時期の天体観測はとにかくやたら寒い!服の上から借りた防寒着を着ていたのだが、とにかく寒くてまいりました。しかし、温泉がすぐに暖めてくれたのは言うまでもありません。

 年明けは、金星も見たいけれど、火星が良く見える頃にまた出かけたいなと思っています。どうぞ、次回も天気が良いように!!

※前回温泉から帰宅して15分後、TVを見ていたところ突然有珠山が噴火しました。 どうりで温泉にいた時地震が頻繁にあったわけです。峠で自衛隊も待機中でしたし。で も、今は全然大丈夫です。そう言えば今回、以前より湯温が上がっているような感じがしました。
(管理人より:億劫に思っていた事でも、やってみると以外と良かったりする事ってありますよね。歳をとってくると特にそう思います。来年はノースフォックスキャンプでも再開してみますか!)