"+1" color="#009900">(管理人注 : HIROさん、取り上げていただいてサンキューです。従兄弟は最近専業作家になりました。ぜひ買ってあげてくださいませ。)

 このジャンルが世間で広く知られるようになっていったのは、荒巻義雄氏著作“紺碧の艦隊”“旭日の艦隊”(購読者はご存じのように、両方読まないとその面白さや世界観が捕らえきれなくなる)からじゃないかな。マスコミ各社に取り上げられどんどんメ ジャーになっていった。(以前から、その手の物はあった。面白い物がわりとあった。 それでも、架空戦記と言われるものとしては、このシリーズが最初か? そして、2番煎じが雨後の竹の子状態でどんどん粗製濫造された。)

 氏は、札幌在住のSF作家として有名だ。著作にビッグウォーズシリーズなどがあり 、出版当時私も読んでいた。(今の私の職場は、氏の作家活動をしているビルの30M以内と言う、恐ろしい所にある。) この、“紺碧の艦隊”“旭日の艦隊”は、見つける片っ端から読みました。でも、引っ 越しを契機に売り払ってしまいました。理由は、途中で作品の方針変更をしたように感 じたからかな。(氏の作品は、今だ続く大作で、いずれ機会を見つけ再度、全て読み直しをしようと考えています。悪い作品と誤解しないように。粗悪なものは他にある!) この、“紺碧の艦隊”は日本軍、正しく言うと後世の日本軍が次々と前世の記憶をもと に同じ過ちを犯さないよう新兵器でバンバン活躍する。(戦闘だけでなく)正直、最初はそこの所がとても爽快でただただ読みまくった。そんな時、満を持したように先の佐藤氏の著作が出版された。説明はしない、買って読んで。とにかく面白い。元々、ボー ドゲームとして存在していた世界の小説化?。色々な所でモデラーの琴線に触れるから 。人物設定も面白く、特筆すべきは戦闘場面の描写で、実に詳しい。それと、兵器の進歩の流れ、これも面白い。いろいろ読んだ中で、私のなかではbPの作品です。

 それとは反対にワースト1の架空戦記(架空戦記とも言いたくない)は、志茂田景樹氏の作品である。(志茂田さんのファンの方がいたら申し訳ないが私はそう思ったのです。) 古本屋で100円で買って帰った。 読んだ次の日買った店に売りに行った。正直読んだ自分を恥じた。 1冊だけで判断するなと言われそうですが、もう2度と読みたくない。 又、気に入ったものを読んだら紹介します。