タミヤ モデラーズギャラリー札幌(1999.04.29〜05.05)

 今年のモデラーズギャラリーのテーマは「ノーマルキットを楽しもう」です。「ノーマルを楽しもう」の方が適当かと思いますが、要するに工作より塗装に重点を置いて、たくさん作ろうと言うことです。製作期間は1ヶ月程度だったにもかかわらず、普段より多めの作品が集まりました。割り切ってストレートで作るのもいいかなと思いました。(在庫の整理にもなるし)

3号G型 3号突撃砲G型

笠松

 これは砲塔が無いのでアッと言う間に形になりました。素組でもまったく問題ありません。自分でも気持ち悪い迷彩だと思います。
九七式 九七式中戦車「チハ」

笠松

 このキットは以前、作ったことがあったので、「新砲塔チハ」の車体に「チハ」の砲塔を載せた型に改造してみました。「チハ」の後期型です。
九七式改 九七式中戦車改「新砲塔チハ」

笠松

 こちらは逆に「チハ」の車体に「新砲塔チハ」の砲塔を載せた型です。隣とみくらべて見て下さい。両方とも実際に作られています。これは多分、古くなった「チハ」の砲塔を新型に換装したのでしょう。
SASジープ SAS

浜田

 "砂漠を軽快に走り回るジープ" というイメージで作りました。 リヤパネル,スペアタイヤ,リザーブタンクのみ旧作より,あとは新作ウィリスです。
砂漠の朝 砂漠の朝

浜田

 ドイツ軍に捕獲使用され,しまいには放棄された哀れな英軍車輛というイメージです。
シュタイアー シュタイヤー

今野

 初めてアクリルを使いました。
KV−IB KV-IB

島津

 ヴェスペ,97式の後だとえらく大きく感じたが組立てはこっちの方がカンタン! ライトホーンコードを追加し,工具箱の取っ手の原型を一つ作り,量産して付けてある。塗装は下地の上にハンブロールのダークグリーンをムラ吹きし,コクピットグリーン,ライトグリーンの順でウォッシングをしたが,フェンダーがクラックしてしまった。やはりエナメルシンナーでのウォッシングやり過ぎは禁物! あとはパステル数色で仕上げた。
97式 97式中戦車

島津

 日本戦車は初めて作ったが塗装を含めて楽しめた。手を加えたのはロードホイールのキャップ部とデフギアのリベットのみ。キャタピラは接着の効かないポリ式だが,詰め物をしてやり瞬着のゼリー状とノーマルでくっつけてある。ドライヤーで少し暖めてやると良いが,やり過ぎに注意! ホイールのゴム部はいつものジャーマングレーを塗った後,ニュートラルグレーでドライブラシ。
ヴェスペ ヴェスペ

島津

 リベットとライトコードのみ追加。塗装はかなり明るめのダークイエロー(デザートイエロー6+Fイエロー2+Fホワイト1)とレッドブラウン(Fブラウン7+Fホワイト2+Fイエロー1)を吹き付けてある。下地にはオリーブドラブ調を乗せてやり,ダークブラウンでウォッシング後,デッキタンにてドライブラシ。キャタピラ色(Fブラック7+ジャーマングレー2+ハルレッド1)にてハゲチョロをしてからパステルにて仕上げ。という今風な塗りにこだわってみました。
Bf109E-7 Bf109E-7

柳谷

 1941年3月 シシリー島 第26戦闘航空団の機体です。迷彩塗装はシッファー社の「ルフトバッフェ ファイター エアクラフト イン プロファイル」を参考にして塗りました。
FOCKE WULF FOCKE WULF

柳谷

 Fw190Dの整備シーンのディオラマです。エンジン,小物等はバーリンデンを使用。飛行機のディオラマは地面が単調になりがちなので,防護柵を設けて起伏をつけてみました。
LVTP7A1 LVTP7A1

須藤

 久しぶりに現用車両を作ってみました。 ほかの車両と比べて見ると大きな車両だとあらためて思いました。 塗装はなれない迷彩のため汚くなってしまいました。
ケッテンクラート ケッテンクラート

須藤

 この車両ではロシア戦線の春秋の設定で泥の表現を試してみました。 泥の表現はやりすぎると汚くなってしまうので、難しいですね。 成功しているように見えるでしょうか?
スターリン3 スターリン3

須藤

 工作ではほとんど手を入れるところがない、優秀なキットでした。また鋳造肌の表現もめりはりが利いていて、ドライブラシ栄えするキットです。思わず、普段より多めにしてしまいました。