今年は、例年になく初雪が早く、HMEの初日にもちらつき道内各地から来られる参加者の道行きが非常に気になった。
参加者が、例年どおりに集まるかどうか心配したが、杞憂に終わった。
展示の準備を始めると、毎年の如く机が足りなくなり四苦八苦してかき集めた。それでも、参加する方たち、そして少しでも多くの作品群と会えることを思うと、多少の労苦はいとわない。かえって、礼など言われようものなら幾つでも都合をつけたくなる。運営側にいることが、うれしくなる。
ここ数年、参加者がいろいろな面で良く手伝ってくれるようになったと思う。展示前、展示後の机の移動には本当に感謝していますし、
受付の持ち回り、バザー、参加申し込みの用紙作り等、自ら申し出てくれる方がいたり。欲を言えば、自発的に計画当初から参加してくれるともっとうれしいのだが…。
さて、肝心の展示作品だが、私個人の感想としては以前よりも個々のレベルが上がっ
て来たように感じられる。圧倒するようなパワーと言う物は、鳴りを潜めた感じだが、地味だが地力がついてきたような、うまいなと言わせるものが着実に増えてきているように感じる。そんな時、HMEの本来の趣旨を思い出す。
“他の人の作品をたくさん見て、自分の作品に生かそう。もっと、巧くなってやるぞ
!” 毎回自分も、頑張らねばと言う思いと、ちょっとの焦りを感じる。
それでも、次回は見とれー、と言う思いで一杯になる。
来年は、巷で言うところのミレニアム、2000年記念大会といきましょうか、なんて言っても毎度毎度のHMEでしょうね。
HME自体は、気張らず長く続くように心から祈る次第です。
そして、これからも少しでも多くの御参加よろしくお願いします。なんせ数多くの作
品を見れば見るほど、巧くなれる可能性が高くなると、私は心から本気で信じている
からです。
|