German Flakzwilling 3.7cm auf Panzerkampfwagen Panther ”Coelian”    (1/35  バーリンデン) 鈴木

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制作年: 2004年
 今回は、「勿体ない廃絶強化月間」と題し、今まで後生大事にしまっていた物をさっさと使う事をテーマに製作しました。在庫を見回し、目に付いた、入手時からその出来の良さに「いつかは作ろう。」と思っていたバーリンデンのコーリアンを製作する事にしました。
 車体は、パンサー後期型とし、転輪も鋼製転輪の方が格好良いと言う理由だけで選びました。他には、ショーモデリングのパンサーG用エッチング。モデルカステンの記念碑的、敬意を表し初代パンサー履帯を使うことに決定。

 製作自体は、説明書の通りに組んでいけば問題無いのですが、実車が完成していない分手を抜けばそれだけ”お間抜け”な感じになりそうですので、出来るだけデティールをひろい手を入れることにしました。要約すると、車体上下部分等の溶接跡、砲塔・車体の鋼板表面の再現、各部分の薄々攻撃。エッチングは全てを使うのではなく、元のプラパーツを薄く仕上げるだけで良い部分もあるので、製作時間の短縮も考慮しながら使いました。
 主に参考にした資料は、アッハトゥンクパンサーのパンサー、モデルフィーベルのパンサー等です。
 塗装は、ブラウン系だけ錆止めプライマー風に赤みを強くしてみました。時間があまり無い都合上、ウオッシングを強めに入れ、汚し塗装を入れて完成させました。

 反省としては、時間が無い事から車体下部の汚しの手を抜いてしまった事。そして、最大のミス!キットのままの砲身だと、細くて変と思っていたので、後生大事していたタミヤギャラリーで購入していたジャンクパーツより偶然見つけたFLAK37の砲身を取り付けました。(丁度良い具合に2個)ところが、こいつ、実はFLAK43なんですね〜。(ぎょぇ〜)まあ、太くて、長くて、実に男らしいし、格好良くなったしと自画自賛で誤魔化しました。
 計画倒れの車体は、想像力も手伝ってある程度自由に作れるので、私好みのお気に入りのテーマです。

作者のホームページGeneSeed Plusで沢山の画像をご覧になれます。