TIGER I(初期型)  (タミヤ 1/35) 鈴木

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制作年: 2005年4月
 

 今回の作品は、グランドパワー 1996年10月号ティーガー特集(3)82P の掲載写真による、グロースドイチュラント 第9中隊 第2小隊3号車をモデルとしてみた。残念な事に私は、この車体右後部からの写真一枚しか知らない。写っていない側の工作・塗装は、他の車輌写真からのアレンジで楽しませてもらった。
 この車体は、初期型車体に初期中期の砲塔、左右で違う初期後期のファイフェルフィルター、中期型以降で使用された滑り止め付き履帯使用。と、非常に目を引く不思議な魅力に溢れた車体で、1943〜44年冬のダークイエロー地に冬季迷彩を施したベテラン車輌だ。
 使用した物は、タミヤの初期型タイガーT、同エッチング、ジャンク市で購入したタイガーT後期型履帯、カステン初期型タイガー用転輪、同蝶ねじ、ほんの少しのショーモデリングのタイガー用エッチング、プラ板、真鍮棒、真鍮板の端切れ。尚カステンの転輪を使った意味は特に無い。昔購入したままだった為使う機会が無かったからで、少々悩みつつも使う事にして、余ることになったキット付属のものは別に使用する予定で納得。(例えば シュツルムティーガーとか)
 塗装は、タミヤアクリルを主体に、エナメル塗料、油絵の具を少々使用して仕上げた。以前から、白が強い冬季迷彩には憧れが強いが、敢えて色が落ちつつある状態を強調してみた。

*作者のホームページGeneSeed Plusで沢山の画像をご覧になれます。